40周年記念SORCERER=邦題恐怖の報酬、日本でもこの秋ロードショー(UK版Blu-ray)
元祖アンリ版恐怖の報酬、フリードキン版恐怖の報酬、共に好きな作品です。
この秋、4Kリマスター化されて日本でもロードショー公開されます。
残念ながら、日本では昔VHSで出たきりで、DVDもBlu-rayも出ていません。
と言う訳で、米国版のBlu-rayを持っているわけですが、Amazon UK(イギリス)で、安く出ていたので保護して見ました。
因みに、1977年公開のため、この年はスターウォーズEP4、未知との遭遇、サタデー・ナイト・フィーバー、遠すぎた橋、007私を愛したスパイ、トランザム7000、グッバイガールなど大ヒット作が目白押しだったため、本作品をあまり知っている人はいないかも知れません。
左が、アメリカ版(こちらはAmazon USAより購入)、右が40周年記念版。UKです。
但し、リージョンBなので、普通のプレーヤーでは見られません。パソコンでコードを替えるか、リージョンフリー版で見るかしかできません。
あと、アメリカ版も既に廃番です。
まあ、この秋に劇場公開されますのでお楽しみに。
リバーシブルジャケットです。
裏側。
こちらの方のポスターに記憶がある人が多いかも。
40周年記念特別版ですが、何が特別かというと、ウイリアム・フリードキンへのロングインタビュー74分が、オマケとして入っているものです。
但し、残念ながら英字幕はありません。
上側二つがアンリ=ジョルジュ・クルーゾーの元祖版。左が岩波版リマスターDVD、右がHDリマスターBlu-ray
下段二つがフリードキン版。どちらもアメリカ版(USより購入)。左側はDVD(NTSC=4:3テレビサイズ、左右がカットされています)、右側はBlu-ray版(たぶんリマスター)、今回紹介するUK(英国版)は、こちらのアメリカ版リマスターと同じものだと思います。言語訳(英字幕)も同じでした。
どんだけ好きやねん(^_^)
メニュー画面。
アンリ版恐怖の報酬は、時代背景がそのまま反映されていたので、いきなりから南米にたむろしている流れ者たちが居る町の描写から始まりますが、フリードキン版は、まず登場人物がどのような経緯で南米に高飛びしたか、食い詰めたかについての描写から始まっています。
一人はベラクルスのナチ残党狩暗殺者ビクトル・マンソン(フランシスコ・ラバル)
一人はエルサレムでの爆弾テロ実行犯カッセム(アミドウ)
一人はパリの金融関係重役で不正会計がばれて、高飛びビクトル・マンソン(ブリュノ・クレメール)
一人はニュージャージーのマフィアの下っ端、ジャッキー・スキャンロン(ロイ・シャイダー)
というメンバ-が描かれています。
この四人が南米ポルベニールの石油会社で、帰国を夢見ながら働いているというのが前段。
石油ボーリング基地で、油田が大爆発を起こす事故が発生。
消火するためには、ニトログリセリンで爆破させ、消火する必要があると言うことで、ドライバーを選抜。
命がけのドライブに選ばれたのが上記4人。
ビクトル・マンソンが選ばれなかったのですが、選ばれた一人を殺して、代わりにドライバーになるというのがアンリ版と同じ。見た目の風貌も同じ人を選んでいるのが笑えます。
ダイナマイトの保管庫は、ジャングル内で劣化してしまい。
ニトログリセリンが分離(って本当にあるか知らない)してしまい。ちょっとの衝撃でも爆発。という危機感を煽ります。
南米でも金のない国なので、トラックもこのようなぼろもぼろのものをレストアして動けるようにするところから始まります。
自分、スキルねぇ。
なんとか動くようになっても色々な困難が待ち構えています。
こんなトコ通り過ぎたり。
豪雨の中に吊り橋を渡るという恐ろしいものがあったり。
アンリ版だと、その辺のシーンが気持ち単調な感じがしますが(こちらはこちらで別の恐怖感があります)
とまあ、秋にリバイバル上映されるので、ぜひ劇場で恐怖を感じてください。
名作です。
こちらがネット上での4Kリマスター。
ここまで綺麗に見えるかは、ぜひ劇場でご覧下さい。
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コメント
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たぶん日曜洋画劇場か夜の映画劇場あたりで見たような記憶が
投稿: あなろぐま | 2018年9月 2日 (日) 10時49分
あなろぐまさん
そうですね、ずいぶん前にテレビでも放映しました。
日本語吹き替えでしたら、当時のテレビ放映版で
お願いしたいです。
投稿: ZEAK | 2018年9月 3日 (月) 08時43分