終戦に向けて「HDリマスター 日本のいちばん長い日」岡本喜八版Blu-ray
DVDも持っていますが、中古で安かったのでBlu-rayリマスター版保護しました。
好きな作品の一つです。毎年終戦近くなるとつい見てしまいます。12月にはトラ・トラ・トラ!、年末は大脱走か七人の侍。恒例行事になっています。
こちらが表。
こちらが裏面。
東宝創立35年記念作品ということで、かなり力入ってます。
7月26日海外からポツダム宣言を受諾するように勧告が受信されます。
そこから8月15日までのお話です。
翌日閣議が開かれます。
阿南陸相は、世界の三船。三船敏郎。もう、この人が出てくるだけで締まります。
時の総理は、鈴木貫太郎(笠智衆)似ています。
昔の新聞ですが、リマスターなので字が読めるくらい綺麗に見えます。
但し、当時の新聞を使っていますので、フォントが潰れているものもあります。
市ヶ谷陸軍省
阿南陸相に問い詰める若手将校。
中丸忠雄と黒沢年雄がまた鬼気迫る名演技をしています。
日本からの返事がない、黙殺されたということで・・・
原爆が落とされます。(一部の節によると、別に落とさなくても日本は疲弊していたので遅かれ早かれ降伏するだろうという意見があり、せっかく原爆ができたんだから、脅しの意味と実用的かどうかと言うことで落としたという意見もあります。また広島と長崎は種類が違う、プルトニウムとウラニウムの原爆なので、相次いで落としたという話もあります。)
と同時に、日露不可侵条約が結ばれていたにも関わらず、どさくさに紛れて満州へロシア軍の侵攻。
併せて、樺太、北方四島を実効支配しちゃったし。
8月9日地下防空壕で、天皇への意見を仰ぐ会議を開いているときに、
2発目の原発が長崎に落とされます。
これで、日本は息の根を停められます。
と、ここまでがプロローグ。約30分(@@;
たぶん、日本の映画では一番タイトルが遅く出ている作品では?
本田組と黒澤組の常連、土屋嘉男
平田昭彦
ここからはないしょ。
玉音放送、天皇陛下の終戦の詔(みことのり)を放送するのを察知した、徹底抗戦組が8月14日にクーデターを起こそうとし、様々な妨害工作を行おうとする1日の話。
玉音版の録音。
予告編に出てきたオールスター。
本当にそうそうたるメンバーです。
製品版は、Blu-rayとDVDで、今時点ではそれほど価格差がないので、見られる環境があればオススメです。
また、私が中古で安く買ったのは初期ロット版なので、ポツダム宣言の文言が消えています。
多くの方のクレームによち重版版(改訂版)を出したんだそうです。
本当は、初期ロット購入者については、今年の1月~5月まで無償交換してくれたらしいのですが、入手したのが最近なので仕方ない。本当は期間を定めるのはおかしいと思いますが。
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