IKIRU(生きる)クライテリオン版Blu-ray

黒澤明の中でも屈指の作品、志村喬が迫真の演技で表現する、生きるとは。
暮れにBSで黒澤映画やりましたが。

クライテリオン版のジャケットは良い感じです。
しかも、英語ではなく、ローマ字表記。

こちらが裏面。

なんと、ネタバレ(^Д^)
小冊子が胃カメラのレントゲン写真、ジャケットがお葬式の祭壇。
外国人って・・・

この表情。

英語ではTO LIVEと言うのですね。

絵は流石、クライテリオン。

フィルム傷の雨もなく、文字もはっきり映っています。

やる気の無い課長が主人公です。

始まりは、何でも相談下さいという市民課から始まりますが、

お役所仕事なので、相談に行っても、たらい回しに(^^;)

一周回っても埒が明かないので、議員さん経由で助役（今でいう副市長）に会いに行って相談したら、結局元の市民課に相談しろと(^^;
いつの時代も同じだわ。

市民課長が、胃の痛みから病院に行くと・・・
待っている間に、「医者から、ただの胃潰瘍です」と言われたらもう最後。とか脅されて。

その症状が、一つ一つ当てはまるので、もう市民課長は生きた心地がしなくなります。

検査結果を言われたとたんに、待合室の患者が言う事を全部先生が・・・

若い医者が木村功。
てゆうか、黒澤ファミリーですから。

町の風景が昭和20～30年代の街並みで・・・

良い感じです。

家に帰れば、息子夫婦からは煙たがられ。
奥さんはとっくに亡くなっている設定。

この後が色々すごいのですが、なんと言っても、大正時代のゴンドラの歌を志村喬が歌うのがぐっと来ます。

あとは見てのお楽しみです。

　

残念ながらAmazonでは出てきませんでした。
私もアメリカから買ったのであれですが。

未見の方はぜひ見られると良いです。
市民課長（志村喬）が示した、生きるとは、何かが・・・