羅生門デジタル完全版Blu-ray(KADOKAWA)
最近、何故か黒澤明や三船敏郎の特集が組まれたりしていますが。
羅生門デジタル完全版Blu-ray命名が凄い(^^;)
こちらが裏面。
例によって、天井映画館です(^^;)
オープニングの大映マーク。
めっちゃ綺麗になっていました。
映画のタイトルと言うよりも。門の看板から始まります。
雨のクロサワという訳では無いですが、雨のシーンが良い感じで使われています。
小さい頃は、なんか全然意味がわからない映画で、こんなのが日本初のヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞したというのが、よくわかりませんでしたが。大人になって見てなるほどという感じの映画です。
セットにしても、良い感じの寂れようの羅生門。
この辺も作品へのこだわりのある黒澤明です。
そもそも、有名な映画なのであれですが。
雨宿りする志村喬と千秋実の二人に、後から来た上田吉二郎が、二人の会話に入って来るシーンから始まります。
それぞれの視点である事件を思い出して語るだけの話なのですが。
リマスターだけあって、フィルムの傷による雨は降っていないし、DVDでは眠かった映像が凄く綺麗になっています。
三船敏郎の言い分。
京マチ子が、シーンシーンで、めっちゃかわいく見えるときと、
妖艶に見えるときの変化が面白いです。
個人的には年を取ってからよく知っているのであまり好きな人ではないのですが。
この頃はキュートです。
三船敏郎は、粗暴で、ぶっきらぼうで、少し前のオーディションに応募したのですが。
本来は、親が写真館をやっていて、戦時中も軍のカメラ指導を行っていた関係で、キャメラマン志望だったのですが、復員後仕事がないということで、オーディションに応募。
しかし、役というよりも、野生児という表現が当てはまるほど、ギラギラした人だったので、オーディションでも真っ先に外されそうになっていたのですが、それを黒澤明が説得して、この粗暴な人を見事に世界のミフネにまで育て上げたのが黒澤明だそうです。
リマスター前と後の比較が特典映像として同梱されています。
写真ではわかりにくいですが、再生すると一目瞭然です。
三船敏郎。左が修復後
汗の感じと顔の表情、眠そうな映像がはっきりくっきりしています。
機会がありましたら、一度ご覧下さい。
左がBlu-ray、右がDVD
クライテリオンでも独自に修復しているので、比べてみても良いかもしれません。
« フラッシュKF-882その3比較編(K&F CONCERT) | トップページ | 日本版マクベス 蜘蛛巣城(黒澤明フランス版Blu-rayBOX) »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 【天井映画館】モスラ対ゴジラ 日本映画専門チャンネル対Blu-ray 後編(2019.03.24)
- 【天井映画館】モスラ対ゴジラ 日本映画専門チャンネル対Blu-ray(2019.03.23)
- 【天井映画館】アウトランド Blu-ray(2019.03.10)
- 【天井映画館】宇宙からの脱出DVD(2019.03.09)
- 明日に向って撃て! Blu-ray(2019.03.03)
« フラッシュKF-882その3比較編(K&F CONCERT) | トップページ | 日本版マクベス 蜘蛛巣城(黒澤明フランス版Blu-rayBOX) »
コメント