アンリ=ジョルジュ・クルーゾー傑作選その3スパイ
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー傑作選Blu-rayBoxのみで提供されている、スパイです。
こちらがジャケット。
こちらが裏面。
解説。
こちらの作品は、ワイドサイズでした。
周りを自然に囲まれた病院(左のフェンス内)
バイクに乗っているのが先生。
フランスのある町?村?にある、流行らない精神科(当時の精神病院)借金ももうできないという病院。
ある日アメリカのハワード大佐と名乗る「心理戦研究所」の人が訪れます。
そこで、守秘義務と東西どちらにも傾倒していない先生を見込んで、数日ある人をかくまって欲しいという依頼があります。
まず手付けに100万フラン(^^;
成功したら残り400万フランをあげると言われます。
最初から色々な人達が、興味深げに会話を探っているのが不気味です。
(後でこの人達もまた出てきますが)
テレビがある時代です。
作品的には1957年の作品なのであれですが、テレビは始まった頃っていう位置づけかな?
口約束の依頼が成立して、100万フランを渡された先生ですが。
翌朝から、病院内のスタッフが全部入れ替わってしまっていました。
使用人の人が二人になり自由気ままに動き回っている。
色々世話を焼いていた事務のおばちゃんが居なくなり、きつそうなおばさんが受付を仕切っている。
向いのバーに行けば、店主以外は全部入れ替わっているのですが、先生の飲み物の好みは全部知ってる。
更にうさんくさい客が入り浸ってる。
更に患者として、いかにもエージェントらしい人が出入りするようになってしまったり。
患者がまた、監督の奥さん。(^^;
ある晩、タクシーが来たけど、誰も客が乗っていない。
問い詰める使用人達。
タクシーの運ちゃんの隙を見て、病院内に侵入したアレクス(クルト・ユルゲンス)。
病院の周りには植木屋、煙突掃除など、今まで見かけない人が沢山集まってきて、病院を監視し始めます。
もう、東西両陣営のスパイに加え、金のニオイに群がるギャングなども集まってきて。もう誰が味方か敵かわからなくなっちゃって次第に追い詰められる先生。
部屋には盗聴器が仕掛けられているわ、安心できない環境になっていて、
こちらも心理的な怖さというか、もう誰が誰やらわからん(^^;
しかも、エンディングがまた怖い。
さすが、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー作品。
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恐怖の報酬比較編に続きます。
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