富士山の清浄な湖をイメージした本栖 #3776MOTOSU その2本体編(PLATINUM)
お待たせしました。
肝心な万年筆の紹介です。
さすがに、富士五湖の中でも一番水深が深く、透明度も高いことから、名付けられた万年筆だけあって、良い感じです。
天冠(人によっては、天ビスとも)部分。
本来#3776は、セーラーのプロフィットやPILOTのカスタムシリーズのように、黒なので、つるっとした黒い天冠なのですが、透明なだけあって、中の機構が丸見えです。
横から
拡大してみました。
六角のナットで止められているのがわかります。
シリアル番号。他社の多くは○○○/○○○○など、生産本数のうちの何番。
これは版画などで使われていますが。という表記ですが、プラチナの場合は、番号のみとなっています。
特筆すべきは、インナーキャップとネジです。
万年筆は乾燥に弱いのでキャップの内部にインナーキャップを付けているものが大半です。
どうしてインナーキャップが必要かというと、万年筆のペン先までインクを送るために髪の毛より細い溝をインクが伝わって来るのですが、キャップが緩かったりキャップを開けたままにしておくと、途端にこのペン芯とペンの間にあるインクが乾燥してしまって書けなくなる訳です。
そのため、各社工夫してインナーキャップを設けているわけなんですが、今回プラチナが新開発(あープレピーの頃からでもありますが)したキャップを閉める時にこのネジ部分にあるバネがインナーキャップとペンを密着して閉じるようにしています。
ネジ式で一緒に回りながら密閉するのは初めてかも?
セーラーもバネ等で密閉は防いでいますが、一緒にはたぶん回転しないと思います。
プラチナにしては珍しい、シルバーのペンです。
ペンの模様が富士山を模しています。
横から。
太(他社のB)を買ったので、ペン先(ニブポイント)が大きめです。
何故太(B)にしたかというと、クリア軸なので、派手目のカラーインクを入れたかったから(^^;
キャップの閉まる様子を写真で再現してみました。
ネジの部分に注目ください。
この時点ではまだキャップはゆるめになっています。
右側の首軸とも間が空いています。
首軸とインナーキャップが密着しました。
これで閉まりました。
ネジはちょっと詰まった感じになりました。
ってわかんねーか(^^;
動画を撮ってみましたので、興味がある方はご覧下さい。
#3776century(センチュリー)は真っ黒なのでわかりにくいですが、この機構が搭載されているので、しばらく放置しても安心です。
因みに、#3776centuryは1万円クラスなので、万年筆入門でも安心して購入できると思います。
9月発売予定。
限定品なので売り切れる場合(売り切れいている)もあります。
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コメント
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おお、太字逝きましたか!なんか、新世代プラチナってことで細字で入手されている方が多いようですね。太字は初めて見ました。インプレ期待大です。
投稿: しまみゅーら | 2011年8月18日 (木) 15時37分
しまみゅーらさん
どの太さでも良いのですが(^^;
クリア系はなるべく太めのものを買います。
インクの減りを楽しむと言うことと、減りが早いと
別の色を入れてみる楽しみが出てくるのでwww
おー、字のネタ写真撮ってなかったじょ(゚゚ )☆\ぽか
時間下さいねwww
投稿: ZEAK | 2011年8月18日 (木) 17時07分