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万年筆選び おさらい編

ここ数年、「万年筆」、「初心者」、「インク選び」などで検索して来る方が多いです。てゆうか、日に日に増殖しています(汗)
万年筆人気が増えてくるのは、良いことですねぇ。
そういえば、習字などもテレビの影響で人気が出ているとか。ってこっちは毛筆ですけどね。
とはいえ、PCの画一的なフォントだと、読む方は良いのですが、個性がないとゆーか、味気ないとゆーか(^^;
ま、手書き文化の復権を万年筆に求めるのは良いことだと思います。

日に100件、多いときで300件もあったりします。
つたない内容をごらんになって参考になったかどうかわかりませんが・・・

いかん、前振りがなげぇわ(゚゚ )☆\ぽか

ある程度年配の方なら、その昔現役で使った経験があるので、適正な管理さえすればそれほど問題なく使えると思いますが、最近は若い方も万年筆を使うようになってきたので、以前書いた内容のリンクと少々補足を。

基本的に手作りの製品

万年筆は、工業用品であっても、機械が全部組み立てて均一の品質が保たれるボールペンやシャープペンシルと違って、ペンならびにペン芯部分は精度が高い故に、出荷時の品質が100%同一の物ができるということはありません。安い物は大量生産されていますが、それでも完璧に同じ物ができないのが万年筆のペンですね。
注:ここで言う「ペン」とは筆記される金や銀、ところによっては黒の部分を言います。
メーカーによっては、あるいは、高い物ほど手作りで組み立て、検査を行っているものもあります。

そのため、たとえば万人に人気のラミー、サファリや入門者向け万年筆で有名なペリカンのペリカーノJrなどでも中にはイレギュラーなものもあります。書いた文字の太さや紙とのアタリや滑り具合ですね。

また、国産はそれほど差はありませんが、外国の万年筆の場合、メーカーによってF(細字)でも日本のM(中字)くらいの太さ(書いた後の字ね)があったり、M(中字)でもB(ブロードと読みます。太字)だったりすることが多いです。
これは、文字文化の違いで、日本の場合は画数の多い漢字を書く必然性があるため、国産メーカーでは外国にない位のペン先のラインナップをしています。
セーラーでは細美研(さいびとぎと読みます:髪の毛くらいの細さ)からZOOMなど超極太、Music(ミュージック、などの扁平文字、音符を書くためのペン)など、1つのメーカーで7~10種類もペン先の違いを持つものがあります。

外国の場合は、基本的にアルファベットなど簡単な画数の文字が多いので、太めのペンが主流です。
手帳など細かな罫線に記入するようにEFやXFなどもラインナップされていますが、国産のものより書いた文字は太いです。

なので、手帳や細かい字を書きたい人には、なるべく国産をおすすめします。
もっとも、デザインの美しさや色使いなどは外国の方がきれいなものが多いので、できればXF(極細)かFをおすすめします。
ま、筆記の太さの好みは人それぞれなので、私的には色々試し書きをした結果、多くの万年筆がMだったりしますヾ(^ )コレコレ
ただし、万年筆によっては、Mがちょうど良い物やFに向いた物などもバランス的にありますので、店員さんに聞いてみるのも良いです。(わからない人もいますが(汗))

字をきれいに見せたいのでしたら、EF(XF)かFが良いでしょうね。

って、いきなり引かれるようなことを書きましたがヾ(^ )コレコレ

購入時の注意

初心者の場合基本的に、万年筆の購入は試し書きができるお店をおすすめします。
ネット通販だと安いのですが、慣れていないと当たり外れがあるので(汗)

同じFでも微妙に書き味や太さが違うこともあります。
多少安い万年筆でも、試し書きをさせてもらいましょう(笑)
やな顔をされたら、そこで買うのはやめましょう(゚゚ )☆\ぽか

あと、店の試し書き用の用紙は、万年筆とインクの相性が良い用紙を使っている店が多いです(笑)
ですから、もし試し書きをする場合、普段自分が使うであろう手帳やノートに、店員さんに断りを入れて試し書きしましょう。
店の試し書きの場合、インクをペン先に「どば」っと付けてから書くので、インクが潤沢に流れて気持ちよく書けますが、すぐに買うのではなく、自分が普段良く書く住所や名前などをいくつか書いて、インクがなじんできてから判断した方が良いです。

あと、良く購入者の面白い話を聞きますが、試し書きをして納得した上で、使ってないまっさらな万年筆を出してもらって購入する人もいらっしゃいますが、なるべくなら試し書きで納得した万年筆を購入すると失敗は少ないです(笑)

筆圧は弱めに

ボールペンやシャープペンシルと違って、万年筆の場合力を入れて書く必要はありません。
なるべくなら、手は添える位で万年筆の重さだけで書く癖をつけましょう。
カリカリと力を入れて書くと、そのうちペン先が広がってしまい、書きにくくなったり、筆跡が太くなってしまったりします。

万年筆は育つ物

一般的に、万年筆の基準としては、金が使われていますが、それはインクなどの酸化物に対して耐性のある金属だからです。しかし、金は非常に柔らかいので万年筆のペン先(先端部分)には、イリジウムやイリドスミンと呼ばれるとても堅い金属が使われています。(安い物は使われていないない場合があります)
ただし、長い間使っていくとイリジウムでも徐々に減っていきます。
ペンの持ち方は人それぞれなので、長く使っていくうちに、自分の書き味(書き癖)にあった形になっていきます。
すぐに飽きてしまうのではなく、3ヶ月半年と続けて書いていくと、非常に書きやすい自分だけの万年筆となっていきますので、熟成を楽しみましょう。
慣れている人は、ペン先を削って自分なりの好みのものに加工する勇者もいます(笑)
初心者の方は絶対やらないようにしましょう。

管理に注意を

ボールペンや水性ボールペン、ジェルインクペンなどは、少々キャップを閉めなくても次に使うときにすぐに書けます。
万年筆の場合、カートリッジからインクを毛細管現象によってペン(金や銀色している部分ね)とペン芯(下の黒や透明の樹脂で溝が彫ってある部分ね)の間をインクが伝わって書けるようになっています。
このため、長時間蓋を外したままにしておくと、インクが隙間で乾燥して、ひどいときには固まってしまいます。
なので、筆記しない場合には必ずキャップをする癖を付けておきましょう。

あと、ペン先は非常にデリケートなもの(精度の高いもの)なので、キャップをしないことにより、不注意で落下させて、ペン先が曲がったり開いたりしてしまうことを防ぐ効果もあります。

最近は、安めの万年筆の筆記見本を文具店で置いてある例が多いですが、見かけるとキャップを外したまま放置されていて、書けなくなっている物を多く見かけます。
試し書きしたら、すぐにキャップをしてあげてください(笑)

長期間使用しないときは

基本的に、インクが入っている万年筆は最低でも、週1~2回は使うようにしましょう。
1万円以下の万年筆の多くは、鉄やステンレスでできてるのが多いです。いわゆる鉄ペンとか言われています。
今ではインク成分が柔軟になり、昔ほどではなくなりましたが、それでも長期間使わずにインクを入れたまま放置すると、インクの種類によっては、ペンを腐食させてしまうものもあります。
また、同様に繊細なインクを誘導する機構(ペン芯)でインクが固まってしまいます。
そのため、次に書きたいと思ってもインクが詰まって書けなくなってしまうことが多いです。

ペンクリニック(万年筆を書けるようにしてくれるイベント)に持ってくる人の多くは、この症状です。
使わなくなったら、下に示すようなメンテの仕方を参考に、インクを抜いておきましょう。

ちなみに、樹脂のカートリッジ内でもインクは蒸発します。
あまり放置したインクカートリッジを使うと、インクはかなり濃くなっていますので、基本的に使わない方が良いでしょう。
マニア(ファン)の方では、わざとインク瓶の蓋を開けて、水分を蒸発させてオリジナルインクを作る人もいますが、初心者の方はまねしない方が良いです。

万年筆は調整が可能

購入して使っていくうちに。上記のようにペンが広がってきてしまったり、落下させてペンを曲げてしまったり、長く使わずにインクが固まってしまったり。キャップを長時間閉め忘れたりなどで書けなくなったり、書きにくくなったりする場合があります。
ボールペンやシャープペンシルなら、リフィル(替え芯)を交換すれば、いつも同じ品質の太さが確保されますが、万年筆の場合そういうわけにはいきません。

大切な万年筆をいつまでも使えるようにするために、メンテナンスも大事です。
引っかかりがあったり、いままでと違う太さになったりと感じたら、修理や点検も受けてくれます。(有料の場合が多いですが)
全国各地の主な文具店に、セーラーさんやパイロットさんなどが巡回で、万年筆を書けるように見てくれる「ペンクリニック」が開催されています。致命的な故障でもない限り、基本的に無料で調整と洗浄だけで書き味が戻ります。
ただし、何十年も前のものだと、吸入のゴムや部品がない場合もありますので、その場合は修理ができなかったり、別の店を紹介されたりすることもあります。

というわけで、補足で書きましたが、以前書いたエントリのリンクを張っておきました。
ずいぶん前に書いたので、本文(このエントリ)と重複する部分も多いですが(汗)
興味がある方は、下のリンクをたどって、見ておくと良いでしょう。

参考のエントリ

入門者向け万年筆 国産編
入門者向け万年筆 外国編
入門者向け万年筆 結論編
入門者向け万年筆 吸入機構編
入門者向け万年筆の選び方(吸入機構メリットデメリット)
入門者向け万年筆インクの選び方
入門者向け万年筆インクの疑問
万年筆のメインテナンス(本体+革小物編)
万年筆の手入れ
たくさん万年筆を持っている人に、超音波洗浄機
強制インク洗浄機の作り方(笑)
100122追加
カートリッジを有効に使う、インク補充用注射器

ぜひ、万年筆ライフを楽しんでください。\(^o^)/

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コメント

こんばんは!
やっぱりZEAK師匠はすごいなぁ(^O^)私はPILOTの安い万年筆を使ってますが、キャップの閉め忘れをしないよう気をつけているだけで、メンテナンスは気にしたことなかったです。でも、安いのに10年以上、使ってます。安くても、手に馴染むと使いやすいですf^_^;
高いのは使うのに躊躇してたのですが、注意点を考慮して国産ので探してみようかな?と思いました(*^-^*)ありがとうございま~す♪

通りすがりの朱雀さん
別に凄くないですよぉ~(^^;
毎日でも使っていれば、メンテはそれほど気にすること
はありません。
使わないとインクが詰まるだけです。
少なくとも最低週1~2回なんか書くだけで、インクが
ちゃんと流れますから。
それだけで、十分です。
書かないで放置するのが一番怖いですね。
せっかく買ったものなので、いつでも使ってあげるか、
使わないときは、しっかりと中のインクを抜いて、
冷暗所(でもないけど)に保管しましょう。
あと、湿気やカビも嫌いますからね。
キャップを抜いてみたら、ペンが「黴(かび)」だらけ
だったという話も聞きますから。
あと、インクもちゃんと管理しておかないと、ゴミなど
が入って、開けたら黴だらけなんてこともあるらしい
です。

>「万年筆」、「初心者」、「インク選び」などで検索して来る方が

↑私はてっきり、

「万年筆」、「“マニア”」、「インク選び」かと…。www (ぽか)

でも、こうやって初心者に配慮したエントリを今もUPされる点
はさすがZEAKさん。細やかな気配りですね。^^

安達功太さん
ここには意外とゆーか、検索キーワードを見ると
情報収集で来ている人が多いのですよ( ̄▽ ̄)/

そもそも、マニアの方は巡回せんでも十分かと。
それに比べたら、まだまだ青いっすよσ(^^;

あー、常駐者の方は、結構濃ゆいと思いますが(゚゚ )☆\ぽか

いや、なんかねぇ~。
まぢで、昨年位からの怒濤のエントリ急増の多くは
万年筆検索で来てくれているのですわ。
こう見ると、万年筆ブームは定着しつつあるなぁ
と思ってうれしい次第です。
感謝感謝。

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