入門者向け万年筆インクの疑問
インクに関する聞いた話
インクはどのくらい持つの
一般的にインクはどのくらい持つのでしょうか。何十コも持っている(゚゚ )☆\ぽか私としては凄く気になる。
川口先生や石丸さんから聞いたところによると、「だいたい1年半くらいが一般的」との事です。でも、「十年近くも持っている人もいる」との話もおっしゃっていました。
が、基本的には1年半と見ておいた方が良いでしょうね。
セーラーのジェントルインクの箱には、パッケージしたときの日付が入っています。
インクに不思議な物体が
私は未経験ですが、「ある日インクを開けたら不思議な物体が浮いていた」という話があるそうです。
これは、カビ(黴)だそうで(^^;
こうなったら処分した方がよいそうです。
通常の使用ではほとんど生えることはないそうですが、カビにとってインクは大ごちそうだそうで、空気中の胞子が湿気や温度などでペン先に付いて、ペン先経由でインク瓶の中に入ってくると言うことでした。(石丸さんより)
インクを開けたら強烈な刺激臭が
こちらも未経験ですが。
これは完全に腐っているということなので、使わないようにとのこと。
古いインク
写真の2つは、かなり昔の古いインクです。
左側ペリカン旧タイプ、右側パーカーのペンマンインク。
ペリカン、パーカーとも未開封でいただいたものです。
この辺の経緯はブログで検索してください。(^^;
自己責任での使用ということで使ってみましたがいずれも今のところ問題は出ていません。
パーカーの古いペンマンインクは、インク成分によりペン芯を溶かしてしまうということがいくつか症例で出たため製造が中止されたものです。
それ以後改良されたものが現在発売されているようです。
ただし、昔のペンマンインクは、発色が真っ黒できれいなため、探している人も多いと言うことです。
インクの保管方法
では、インクはどうやって保管したらよいでしょうか?
私のやり方ですが、基本的に日光が当たらない机の引き出しや、ボックストレーに入れて保管しています。
場所的には高温にならないところ。
この点について、インクブレンダー石丸さんに聞いてみたところ、それでよいとのこと。
保管方法が良ければ、一般的に言われている、1年半以上は持つとのことです。
一番良いのが、冷暗所だそうで(^^;
気になるインクのブレンド
インクの種類が増えてくると、混ぜ合わせて、色々な色を作りたくなるのが人情というものです。
私は、忙しくてまだここまで挑戦はしたことがありませんが、いずれはやってみたいと思っています。
各メーカーで色々なカラーを出していますが、基本的に同じメーカーのものでしたら混ぜるのは可能だそうです。
セーラージェントルインクは、混ぜることを前提として8色の定番カラーを出しているのだそうです。
この辺は各自試行錯誤しながら楽しむのが良いでしょうね。
セーラーの他に、混ぜることを前提としているのが、アメリカのプライベートリザーブインク。
このメーカーは、インクミキシングキットなるものを出しています。
入っていたのはちゃちなものですので、ホームセンターなどで計量カップ、注射器、保存用瓶などを用意すれば簡単にインクミキシングキットを作ることができるので、興味のある方は挑戦して見てください(笑)
定番の荒技
これも未経験ですが、インクブレンダーを楽しんでいる方は、広口の瓶に通常のインクを入れ、水分を蒸発させて濃くする。なんてことをやっている方もいらっしゃいます。
この点で注意するのは、インクを冷暗所に入れること、1週間から2週間放置して水分を飛ばす。
その際、ほこりやカビの胞子が付着しないようにビニールなどを密閉させずに蓋をかぶせるというところでしょうか。
※この辺の行為も、万年筆には負荷がかかるものですので、自己責任でやるようにしましょう。
いずれにしても、万年筆は奥が深いです(^^;
深みにはまって上がってこられなくなる可能性も高いのでその辺は自己責任でヾ(^ )コレコレ
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万年筆評価の部屋の「インキと科學」という連載記事を読んで、いつか材料が揃えば万年筆のインクを自作してみようと思っていたのだが、古いWakoの試薬が発掘されたので作ってみた。各物質の量はモルで合わせた方が良いかと思ったのだが、第一次試作なので、結構いい加減に混... [続きを読む]
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インクの命は儚いのですね?何でもチビチビ いつまでも大事に使う癖が有るので心配です、思い切って買い換える必要が有るんですね~!
投稿: ライカ市とし | 2008年4月 1日 (火) 09時28分
ライカ市としさん
多くのプロの方がおっしゃるのは一般論ですね。
私は既に何年も経っているインクを未だに使っています(^^;
てゆーか60コ(以上)もあると、とても短期間には使い切れ
ません(゚゚ )☆\ぽか
要は、冷暗所に保管しておけばそれなりに持ちます。
ただし、何十年もというのは危ないですね。
この辺は自己責任と言うことで。
特に、インクから水分が蒸発して濃くなったものは、インクの通り
が悪くなるので、あまりおすすめしません。
あとは、開けたときにカビが浮いているとか、臭いものですね。
この辺は危険ですね。
普段使いされている分にはある程度の期限は過ぎても大丈夫
かと思いますが、これも自己責任ということで。
投稿: ZEAK | 2008年4月 1日 (火) 09時35分
放射線滅菌とかしなきゃインクの腐敗は避けられませんかね(笑)
煮沸消毒とかも良さそうですが、それだとインクが変質しかねないので・・・
インクが細菌にとってご馳走だと云う話しは初耳です。
ブルーブラックはどうなんでしょうね、硫酸が入っているから簡単には腐らないと思いますが・・・
でも世の中には硫酸を生成する細菌もいたりして・・・
大量のインクがあるなら、滅菌法まで考えなければいけませんね。
家庭の設備ではもちろん不可能ですが。
投稿: マッドサイエンティスト | 2008年4月 1日 (火) 11時29分
古典ブルーブラックの場合は開封後放置しておくとタンニン酸第1鉄が酸化して沈殿してきますね。
それと、なぜか染料が徐々に薄くなり青味が抜けるような気がします。
投稿: lloigor | 2008年4月 1日 (火) 11時51分
マッドサイエンティストさん
お久しぶりです(^^;
あまり神経質にならない方が良いですね。
その辺は気にしないようにしています。
現在の所普段使いの範疇で使用していますが、そのうち水分
飛ばし熟成とか新色作成などやり始めたら色々な障害が出る
可能性はあります。
って、やるのか<σ(^^;?
投稿: ZEAK | 2008年4月 1日 (火) 12時00分
lloigorさん
確かに、古典タイプのインクは面白いですね。
そもそも、インクが経年変化による劣化が少ないように開発
されたBBKですので、その傾向が強いのでしょうね。
ブルーブラックはその変化が面白い(笑)
でも、最近のものは活性剤含め昔のものに比べて色の変化
とか、長期使用に耐えられるものが少なくなってきているような
気がします。
プロや科学者ではないので、感覚だけですが(汗)
投稿: ZEAK | 2008年4月 1日 (火) 12時03分
雑菌対策~釣り師は海水を汲んで来て餌の保管に使いますが、その時海水の「雑菌」をレンジで「1秒位チン」すると良いそうです・・・私はやった事は有りませんが事故責任で・・・ m(__)m
投稿: ライカ市とし | 2008年4月 1日 (火) 13時25分
ライカ市としさん
へ~、そんなことやるのですか。初めて聞きました。
それなら、200m位の深さまでバケツを沈めて深層水を(゚゚ )☆\ぽか
投稿: ZEAK | 2008年4月 1日 (火) 17時24分
おはようございます!
そうですね、何事も自己責任で(笑)
でも、お店で売る場合は腐ったインクやカビのはえたインクは
ご法度ですね~(@。@;)
目安は1年半ですか~売れないインクはセールでさばくべきか・・・
でも、入荷したときからいかにも古いって感じのパッケージのものがありますよね。あれって問屋さんでかなりの期間中寝かされていたから(゚゚ )☆\ぽか
投稿: ブング | 2008年4月 2日 (水) 09時30分
ブングさん
まあ、色々試してみて気に入ったものを選ぶのが一番ですね。
見た目もありますが、持ったときのバランスや書き味なども
万年筆は重要ですね。
あ、ボールペンについても、あまり傾斜させてしまうと書けない
ものもありますので、こちらもバランスは大切ですね。
海外から入ってくるインクは特にいつのものかわからないという
不安はありますね。
あまり古いものは問題があると思いますが、仕入れたものは
開封しなければそれほど神経質になることはないと思います。
ただし、クロスのカートリッジは、内容量が半分しか入っていない
ものもありますので、この辺がどうかなぁと思います(笑)
回転率の早い店でも半分しか入っていないものがありますので、
これは、メーカー出荷時の管理体制の可能性があるかも知れま
せん。
え、バーゲンの時にお知らせください、買い占めに行きます(゚゚ )☆\ぽか
投稿: ZEAK | 2008年4月 2日 (水) 16時24分
LAMY2000の万年筆が不調だったのでペンクリニックで診てもらったら、中でカビが繁殖し、空気の通り道をふさいでいることがわかりました。一度、インクの補給時にトロっとしたものがついたことがあったのですが、それが、カビでした。
長原さんによると「誰が悪いというわけじゃないけれども、カビが繁殖することがあるんですよ。」とのことでした。
インクは色彩雫の「深緑」でしたが、インクが悪いということじゃないみたいです。
インクが濃くなったために、トロっとしたものができたと思いこんでいましたが、そうではなかったのです。
インクビンの中にトロっとしたものができたら、とにかくそのインクは使わない方がいいですし、万年筆も洗浄した方がよいようです。
とりあえずLAMY2000には、他の緑色系のインクを入れることにします。…残念。
投稿: Aoki | 2010年3月14日 (日) 09時59分
Aokiさん
大変でしたね。
川口先生や石丸さんから聞いただけで
私はまだ経験がないので、注意が必要ですね。
投稿: ZEAK | 2010年3月14日 (日) 16時09分
はじめまして、aliceと申します。
唐突なお話で申し訳ないのですが、こちらの記事の一枚目の写真を使用させていただけないでしょうか?
学園祭のパンフレットを作成しているのですが、それに載せたいと思いインク瓶の画像をGoogleで捜していたところ、丁度ぴったりの素敵なお写真を発見したのです。
パンフレットとして校内で配布するのみで、商業利用などは致しません。また白い部分を透過し、他の画像に合成するつもりですが、それ以外には加工はしません。
ぜひよろしくお願いします。
投稿: alice | 2010年7月 8日 (木) 21時24分
aliceさん
こんにちは、はじめましてコメントありがとうございます。
使用はかまいませんが、もしよろしければ作成の
写真などをいただければ助かります。
どんな感じで使われるのかなぁと思いまして(^^;
投稿: ZEAK | 2010年7月 9日 (金) 10時28分
遅くなって申し訳ありません。
ありがとうございます!
まだちゃんとできてはいないのですが、イメージとしてならお見せできると思います。
が、どうやって送ればよろしいでしょうか?
メールが開けないのですが…
投稿: alice | 2010年7月12日 (月) 00時10分
aliceさん
大変ですが、頑張って下さいね。
以前お送りしたメールが開けないのでしたら、
gaf11255@gmail.com
宛にお送りいただければ幸いです。
PDFでもJPGでもかまいません。
イラストレーターでもフォトショップでも対応できますw
投稿: ZEAK | 2010年7月12日 (月) 06時02分