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LAMY2000(万年筆)インク漏れ

子どもに貸してあげていたLAMY2000(ラミー2000)の万年筆ですが、「書くときに手が汚れて困る」と言ってきました。
よく見ると首軸と胴軸の付け根、キャップをはめるときのストッパー(金属の出っ張り)部分が黒くなっています。

黒いインクが良いというリクエストがありましたので、アウロラのインクを入れてあげました。
残念ながらLAMY(ラミー)のインクはブルーしか持っていません。

インクと万年筆は、インクのpH(ペーハー)バランスやペン芯、ペンとの関係で、けっこう相性があります。
フローが悪かったり、良すぎたりなどもありますので、書きにくいからと行って使わなくなるのではなく、インクを替えてみるのも良いでしょう。
ただし、それ以前にペン先の調整が必要ですが。

インクを抜いて、水を入れたグラスに浸すと、確かに黒いインクがにじみ出てくるって感じです。
朝軽夕方打合せから帰ってきて、拭き取ってもまだ少しインクが出てきます。

仕方ないので超音波洗浄。

Cimg5064

すると、出るわ出るわ(^^;
肝心なペン先より、首軸と同軸の接合部からドバドバインクが出てきます。

こりゃ、まぢで壊れているのか?いよいよ困った(汗)
ネットで調べても、インク漏れで輸入代理店に修理依頼や交換とかいう文字が浮かびます(^^;

2~3回洗浄しているうちに、首軸と胴軸の隙間が見えるようになってきました。
もしかして、LAMY2000の首軸って、回るんぢゃないか?
と思い、回してみると案の定簡単に回ります。

注:吸入式の万年筆は、ペリカンやモンブラン(現在の)などは、首軸と胴軸が固定されていますので、普通回りません。

Cimg5068

分解した図
クリップの勘合止めは別パーツになっています。
どうも、びみょーにゆるんでいて、そこから毛細管現象のようにインクが伝わってきたように思います。

いろいろな方がLAMY2000(ラミー2000)について書いていますが、一体成形されたかのようにつなぎ目が見えません。
ですから、まさかばらせるとは思いませんでした。(^^;

ばらした状態で再び超音波洗浄。
これで、またドバっとインクが出てきます。(汗)

Cimg5070

こんな感じではまります。

こういう状態になれば、ペンとペン芯を出すことも可能ですヾ(^ )コレコレ

綺麗に洗浄した後、きっちりと締め、水を何回か吸入と排出で漏れを確認。
一応大丈夫のようなので、一日置いて乾かした後に、ペリカンの黒を入れておきました。

これでしばらくは大丈夫でしょう。・・・・たぶんヾ(^ )コレコレ


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コメント

へー外れるとは知りませんでした。
これならキレイに洗えますね♪

ってLAMY2000を使う学生ってウラマヤシイ。。。

どーむさん
LAMY2000って、ペリカンやモンブランと一緒で、外れない
と思っていました。
それほど作りが精巧にできているということでしょうね。

今回のインク漏れで解決方法が見つかりましたので、ペン先
を壊したり、部品をなくさない限り自分で対応ができることが
わかったのが成果ですね。

子どもにも今のところ漏れてないよということでしたので。
注:あげた訳でなく、貸しているだけです。
ま、志望大学受かったらあげても良いけど(^^;

ブログ拝見しました
私もlamy2000の万年筆を使っているのですが、同じように何度あらっても数日するとインクが漏れてきます。
それ以外は満足しているのですが、インク漏れはかなりストレス・・・
不良品なのでしょうか?
そちらのlamy2000はその後インク漏れはありませんか?

名無しさん
はじめまして、コメントありがとうございます。

首軸とのスリット部分からインクが漏れるの
でしたら、不良の可能性がありますので
購入店に相談すると良いですね。

私は、交換してもらってからは問題ありません。
今までの状況が嘘のように毎日活躍しています。

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