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プラチナ萬年筆社謹製 廉価版万年筆 preppy(プレピー)

あちこちで話題になっているプレピーです。何を今更という感はありますが。
文具店3割引セールだったので入手してみました。(笑)
Cimg3187 買ったのは、ブルーブラックとイエロー。
生意気に、ペン先が塗装されています。(笑)
注意書きとしては、ペン先のメッキははがれますが影響ありません。という表記もあります。
Cimg3188 メインテナンスもばっちりで、ペン先が簡単に抜けます。(゚゚ )★\ぽか
注:ペンの注意書きに、違うインクを混ぜないでくださいとあります。
  自己責任でお願いします。推奨している訳ではありません。

 

これで超音波洗浄しなくても、水洗いだけでインクを替えることができます。
以前紹介したパイロットのペチット1は、万年筆風のサインペンでした。塗装すると、こんな感じになり、万年筆風に見えるのがゴージャスでしたが。(笑)
こちらのプレッピーは、本格的な万年筆ですね。
Cimg3189 この値段でここまでやるか~ってのが、これ。
ペン先が乾燥しないように、ちゃんとキャップ部分にバネが付いたインナーキャップが装備されています。
これすごいっす。

ファウン娘さんより誤ったコメントについてご指摘いただきました。お詫びして誤解部分を削除いたしました。

 

Cimg3194 プレピーですが、万年筆以外に、ヘッドがサインペンになっているシリーズもあります。
カートリッジを買って気がつきましたが、ブルーブラックはサインペンには使えないようです。
追補:ブルーブラックのカートリッジには、サインペンには使えませんと書いてありますが、自己責任モードでは使えますね(^^;どうなっても責任は持てませんが。

 

 

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万年筆」カテゴリの記事

コメント

BBのインクが万年筆専用なのは初めて知りました。
ってことはひょっとして古典BBなんですかね?

インナーキャップは気合入ってますよね、高級万年筆でもココまでやってないものが多いのに。

どーむさん
もしかしたら、古典BBかも知れませんね(笑)
そのうち試してみましょうか?<自分
どうやって試すのか?

値段の割にこだわりがあるので、いいかも。
でも、これを塗装しても万年筆のような重厚感は
でませんね(笑)
それより、中身が見える方が良いな。

黄色は、セーラー万年筆のジェントルインク、
イエローオレンジに通じるものがありますね。

はいはーい。
私もこれ買いました。ブルーブラック。
が、ペン先が完全にダメでした。
全然インク出ません。
でも普段行かない店だから交換も不可…ていうか200円だし…。

判る人に見せたら、どうも背開き?らしいです。
だからってどうしたものか私にはちょっと(涙)

プラチナ好きなんですけどね~。
初めての万年筆もプラチナだったし。
このままポイする可能性大です。
でももう怖くてコレ買えないです。

ちかこさん
とりあえず、禁断の万年筆まにあ道に入ってください(笑)

1 インクが入っているはずなので、カートリッジを外します。
2 ティッシュを用意します。
3 ティッシュでペン先を包んでペンを抜きます。
4 スポッと簡単に抜けるはずです。
5 抜いたら水洗いします。(手が汚れないように)
6 ペン先とペン芯を指で圧着させます。
7 切り割りが開いていて、太いようでしたらペンの外側をつまんで切り割りを付けます。
8 切り割りが渋すぎてかすれるようでしたら、薄めのプラ板、できればラッピングフィルム(サランラップではありません)、OHPフィルム、あるいはアニメフィルムなどを切り割りに差し込んで、ペン先まですりすりする。
あとは、元に戻せばたぶん改善するはずです。

捨てるのを覚悟していれば、このような実験もできますね。(笑)
ぜひチャレンジしてみてください。

こんにちは。
すごく詳しく観察されているんですね~。
>キャップ部分にバネが付いたインナーキャップ
↑この記事を読んで初めて知りました。
そういえばあたしもインクが出てこなくて。。
インクを引き抜いてまた入れて、、って
5回くらい繰り返したらようやく書けるようになりました。
安いから、いっか~。みたいに
あんまり気にしていませんでしたが。。
万年筆への道は遠いですね。。

☆なな☆***さん
たぶん、インクがペン先まで降りてくるのに時間が
かかるものだと思います。
自分のも少々時間がかかりましたから。
まー、安い万年筆は基本的にチェックはないと思い
ます。
多少高くなると出荷前にチェックして出す(国産)
し、店頭で試し書きもさせてくれますから、心配
するほどではないと思います。
問題は、時々使わないとペン先が乾いてしまう可能
性があるということでしょうか。
書き味に慣れたら、ステップアップしましょう(笑)
ボールペンなんかに比べると数段書きやすいものですから。

心が折れて引きこもりたくなった時に
ボチボチやらせていただきます。

今はダメ…!!
(小学生のように長期休暇の宿題を溜めてます)

ちかこさん
無理なさらずに、またーり現実逃避をしたくなったときにでも
挑戦してください。

でも、宿題って大変ですね。
自分も昨日は徹夜しましたが(;_;)

こんにちは

余計な事かもしれませんが、少し気になったので。

>6 ペン先とペン芯を指で圧着させます。

これ無理です。
万年筆のペン先とペン芯はアニリングでピタッと密着させているので、無理にするとペン芯を折ってしまいます。
ペン先の方を曲げるという手がありますが、まずこれも無理です。
長原さん(親父さん)がペンクリでペン先とペン芯を濡らしたティッシュでくるんで、デュポンのライターで焙ってから密着、というパフォーマンスをされますが(笑)

7 切り割りが開いていて、太いようでしたらペンの外側をつまんで切り割りを付けます。

これも無理です。
このスティールのペン先は「つまんで」つくような柔いペン先ではありません(笑)
プロでも「やっとこ」を使います。

8 切り割りが渋すぎてかすれるようでしたら、薄めのプラ板、できればラッピングフィルム(サランラップではありません)、OHPフィルム、あるいはアニメフィルムなどを切り割りに差し込んで、ペン先まですりすりする

デフォルトの状態でそのまま差し込めれば、切り割り幅不良で調整のやりなおしになると思いますが、このラッピングフィルム(サランラップではありません)、OHPフィルム、あるいはアニメフィルム、というのは厚みはどれくらいあるのでしょうか?

ねこのぽちおさん
フォロー感謝です。
ペンとペン芯が離れている場合は指で押せば対応できる
場合があります。
8については、マイクロメーターがないので正確な寸法
はわかりませんが、少なくともカッターの刃よりは安全
かと思います。
とゆーか、自分はそれでやっていました。(笑)

逆です。
プラチナのプレピー、プレジールや、パイロットのカクノ、いろうつし、ライティブはペンポイントにもニブと同じ素材のステンレスボールが溶着されており、セーラーのインクペン、ハイエース、hooroについてはニブがステンレスで、ペンポイントがイリジウム合金のイリドスミンボールです。

ただしセーラーでもハイエース ネオ クリア カリグラフィーのニブと、hocoroの筆文字ペン先についてはペンポイントがなく、これはふでdeまんねんニブも同様です。

hocoroの細字(F)ニブのペンポイントはハイエースと同じでイリドスミンボール、中字(M)ニブにもイリドスミンボールが溶着されています。インクペンにも同ニブが採用されているのでイリジウム合金が使われています。

つまり現行の廉価万年筆でイリジウム合金を採用しているのは「セーラー製品だけ」になります。
良品を製造するが商売が上手くないセーラーと、品物はセーラーに遠く及ばないが商売は上手いパイロットとプラチナ。
同価格帯の万年筆をセーラーと他2社で比べると、セーラー製品以外の品質は「それなり」ですが、セーラー以外の2社製品の中でなら、パイロット製品に比べれば、インクの品質も含めてプラチナ製品の完成度のほうが随分と高いです、これは明らかに。

セーラーは長らく日本政府と日本の皇室が御用達に指定している「唯一」の万年筆メーカーであり(パイロットやプラチナは過去に一度も指定された事がない)、かつてはロンドンのブランド、DAKSを通じて英国王室からも御用達に指定されていたので、その矜持と理由が製品に反映されています。
ご参考まで。

ファウン娘さん、こんにちは
詳細なコメントありがとうございました。
おっしゃる通り訂正しておきます。

確かに、以前セーラーの営業さんやペンクリの先生たちにも
なんどか伝えましたが総合力が弱いとも言ってました。

早速ありがとうございます。しっかり管理されているブログで嬉しいです。

セーラーは社屋さえニブをかたどった形状で、多分どのメーカーよりも万年筆に思い入れが強く、それが廉価製品であっても隅々にまで拘って作られています。

セーラーは日本で最初に純国産金ペンを作ったメーカーでもあり、1911年に量産販売に成功されています。それから3年後の1914にパイロットも国産金ペンの製造に成功するのですが、なぜかパイロットは自社が日本初の国産金ペンを作ったと宣伝しています。
またセーラーのハイエースは小売価格1000円で、世界一長く販売されたロングセラー万年筆として記録に残っていますが、それよりかなり遅れて発売したカクノについてパイロットは、1000円で万年筆を作るのにどれだけ苦労したのか、プロジェクトストーリーページまで作って語ってしまっていたりします。

ハイエースネオはイリドスミンボール付ニブを持ち、強化ABS樹脂で大先と軸が作られています。
それに加えて高価格帯の万年筆と同様にニブ裏のペン芯にもフィン加工が施され、大先側のニブ受け穴も高価な万年筆と同様の切り欠き加工が施されています。ただの丸穴よりも加工コストが格段に高くなるのですが、これは万年筆として非常に重要な構造なので、セーラーとしては妥協できなかったのだと思います。
そのおかげでペン芯とニブを差し込んでもクルクル回ったりしませんし、そうでなくてもカシメがしっかりしていて、ガッチリ固定されています。
一方、カクノやプレピーはカシメがゆるい上に、加工コストの安い丸穴が空いているだけなので、ニブがグリグリ回ってしまうのです。この部分だけを見ても品質の違いが歴然です。
ハイエースネオのニブやペン芯の構造はネオに限らず、実は金属軸の旧モデルも同じでした。

旧ハイエースは一見ステンレス削り出しのように見えますが実はそうではなく、鉄やアルミ、ステンより高価な真鍮材を削り出して作られていて、その上から酸化による変色を防ぐためにニッケル鍍金し、その上からさらに滑り止めのためのサテーナ加工を施して作られています。単に丁寧な作りだなんて表現したら申し訳ないほどの良い仕事です。
見た目はステン削り出し風なので、旧ハイエースの軸はステンと信じて疑わない方が多いのですが、紙やすりなどで頑張って削ると(鍍金層が厚いので削るといっても大変ですが)金色の下地が出てきます。
そんな手の込んだ軸に、PCの何倍も強度がある高価な強化ABSの大先と、イリジウム合金のペンポイントを持つ21金メッキニブ、同じ真鍮材にニッケルメッキを施して作られた天冠とクリップを装備し、さらにカートリッジインク2本を付け、20世紀の頃から長年1000円で売り続けてきたのがセーラーです。

それから随分と年月が経過し、2013年にパイロットが発売した製品がカクノです。そこに現れたのは安いPC製軸と、ペンポイントを含めてステンレス合金100%のニブ(これはプレピーやプレジールも同じ)、キャップにもクリップは付いておらず、付属のカートリッジインクも1本しか付属していない製品でした。
インクについてもパイロット製品にはセーラーやプラチナの高品質なインクに比べて決定的な差がありますが、長くなりすぎますのでそれはまたの機会にします。

話がそれてしまいますが、実は今あらゆる万年筆に採用されているプラスチック樹脂の射出成型技術を他社に先駆けて確立したのも、インク封入式(現在広く使われているタイプの)カートリッジを開発したのも実はセーラーなんです。カートリッジ自体はパーカーが起源ですが、今、主流となっているカートリッジ方式はセーラーの発明で、セーラーは発明時点で特許も取得しています。

プラ軸やインク封入式カートリッジなどは、今の大半の万年筆に採用されていますが、その起源がセーラーである事をご存じの方は、よっぽどのマニアを除けば少ないです。
そんなメーカーであるがゆえに、日本政府や皇室から唯一、御用達に指定されているということです。
各国首脳や大使が会する場でゲストに贈られる万年筆や、国立大学の卒業生に記念品として贈られる万年筆にセーラー製品ばかり選ばれる事を不思議に思われる方もいらっしゃるのですが、その理由が御用達指定と、そもそもの品質の差にあります。

余談ですが筆ペンも実はセーラーの発明品なんですよ。

また楽しく読ませて頂きます、機会があればコメントさせて頂きますね。

セーラー社屋の写真リンクを貼っておきますね。

https://robotics.sailor.co.jp/wp-content/themes/sailor/assets/images/base_2-4.png

訂正箇所を拝見しました。コメントをよくお読み頂けると有り難いです

プラチナのプレピー、プレジール、パイロットのカクノ、いろうつし、ライティブには、少しもイリジウムが使われていません、全くのゼロです。
1000円前後、またはそれを下回る小売価格で販売されている国産万年筆で、正真正銘のイリジウムポイントを採用しているのは「セーラー製品だけ」です。

中国で生産された万年筆には、低価格の製品にもイリドスミンボールが採用されていたりしますが、日本の万年筆メーカーで、廉価万年筆のペンポイントにイリドスミンボールを溶着しているのは、セーラー万年筆一社だけなのです
プレピーにイリジウムは全く使われていません。

私は貴金属商もしていて、ラボに金属成分を分析する装置があり、蛍光X線で徹底的に分析した結果、パイロットやプラチナ製の安価な万年筆からは「全く」イリジウムが検出されず、比重を調べてもステンレス合金を示す範囲の値を示したので確かです。イリジウムは比重の重い金属ですから一発で鑑定できます。

ついでに説明しておくと、パイロットやプラチナ製品のニブは、ステンレスの薄板を打ち抜き、プレス成型してから装置でステンレスのペンポイントが溶着されていますが、セーラー ハイエースのニブは厚いステンレス鋼を加熱圧延処理で鍛造してから打ち抜かれ、一本ずつ手作業でイリドスミンボールが溶接着されています。とんでもない手間ですが、これにより金属のの密度が高くなり、粘りが安定するのです。なのでペンポイントだけでなく、ニブ自体もプレピーとセーラー製品では品質が別モノということ。重要なので覚えておいて下さいね。

ファウン娘 さん
重ねて詳細なご説明ありがとうございました。
さすがに分析マシンまではもてないので(汗
趣味の範疇での記述のため間違い等多数あると思いますがご容赦ください。
ご指摘いただければ修正いたします。

個人的には、セーラーは自動車業界で例えるといすゞ自動車みたいなまじめで
堅実な仕事をしているメーカーだと思います。
いすゞ自動車は先を見て早めに乗用車部門から撤退いたしましたが、それまでの
自動車づくりは、まじめそのもの。長く乗っても壊れない、かつ他社では手を抜いて
簡易な部品も、丁寧に作るメーカーでした。
それが好きで長く乗ってましたが自動車税の高騰と部品供給の難しさから
泣く泣く手放しました。
その際大手のメーカーの車にしましたが、これが乗っていてまったく楽しくない。
いろいろあっても、いまだになぜあの車を手放したのか残念でなりません。

それと同様に、一番多用する万年筆が国産でいうとセーラー万年筆です。
持っている本数も多いですが、書いていて失敗のない。バランスと書き味が良い
万年筆がセーラーとなります。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

とりあえず

>ペン先にはイリジウム(万年筆には必須)が付いています。

この表記は誤解を招くので早くなんとかしましょう。
未だ訂正されていないので、もう少し詳しく説明しておきますね。セーラーのアンカーマークが新しいデザインへ変更される過程で、それまでマーク無しか旧アンカーマーク付で製造されていたセーラー製万年筆のニブが全て新マーク付に統一されたんです。なので、それ以降に発売されたhocoroのペン先などは全て新マーク付で製造されています。
一方的、切り替えのタイミングでマーク無しや旧アンカーマーク付のニブが大量に残ったので、それをINKPENなどに転用し「原価割れ」の状態で数量を限り、一時的に大量に売り捌かれました。廉価万年筆にもかかわらずセーラー製INKPENのニブに、本体価格以上の金属価値があるイリドスミンボールが付いていて、プレピーのように継続的に作られなかった背景には、このような理由がありました。

イリジウムは昔から価値の高い金属で、高品質な万年筆のペンポイントに用いられているごく僅かな分量でさえ最低でも200円を超え、ハイエースに使われている含有量になると、それだけで500円を超えるんです。製造コストの半分以上を占めているんですよ。
なので1000円前後のハイエースならともかく、企画製品で超安価万年筆の(最初は200円が設定されていた)プレピーに最低200円を超えてくるイリドスミンボールを付けるなんて、コスト的にも企画的にも破綻しています。売れば売るほど損失が膨らんでいくのですから、万年筆製品について少し知識のある方なら、わざわざ調べなくても、説明されなくても分かるはずなんです。

繰り返しますが、国産の2~3000円以下で買える廉価万年筆製品で、本当にイリジウムを含有する本物のイリドスミンボールがペンポイントに採用されている万年筆は、これまで「セーラー製品のみ」です。それ以外の国産廉価万年筆製品のニブにイリドスミンボールが溶着された製品は「一本も」ありません。
この記事の記述は誤解を招きかねません。些細な表現の上で誤解を与えてしまったなら許されるかもしれませんが、明らかに誤った情報を流布してしまっているので、問題の記述についてはごっそり削っておいたほうが良いと思います。
単に勘違いなら仕方ないのですが、教えて差し上げたにもかかわらず誤った情報を掲載し続けてしまうと「この記事を信じて製品を買ったが、イリジウムなんてどこにも使われていなかった」と訴えられた時、内容について責任は持てないと言い訳するのは難しくなってしまいます。
「万年筆にはイリジウム合金のペンポイントが必須」とした部分については、ある意味で正しいです(実際にはプレピーのようにペンポイントまでステンレスのニブもあるので必ずしもそうとは言い切れません)が、セーラー製品以外の廉価万年筆には、プレジールにもライティブにも、もちろんプレピーにも、イリジウムは「全く使われていません」。
早めになんとかしましょうね。

ファウン娘さん、重ね重ねご迷惑をおかけいたしました。
昼休みに当該部分を削除いたしました。
ご指摘ありがとうございました。

管理任様、お手数おかけしました。

ご存じかと思いますが、金色でも貴金属以外の素材で作られているか、銀色に見えるニブを持つ万年筆には「鉄ペン」の俗称があって、ステンレスニブでも鉄ペンと呼ばれます。プレピーもそんな鉄ペンの一種です。

そんな鉄ペンと呼ばれる割安な万年筆にも、高価な万年筆と変わらない素材や構造を採用した製品は存在していて、近年では中国企業が頑張ってます。
鉄ペンであっても、万年筆として、最低限ここだけは押さえて設計、製造して頂きたいと私が考えるポイントがいくつかあるので列挙しますね。

1つ目にペン芯。高価な万年筆ほどニブ裏にフィンが造形されていて、僅かなしなりを吸収する構造になっています。加工コストがハネ上がるので、フィン形状を採用している廉価万年筆は少ないですが、万年筆使いとして、このフィンは妥協できません。フォンテ万年筆やハイエースにはしっかり造形されています。

2つ目にニブのハート穴。これはニブの金属剛性を低下させ、しなりやすく、インクフローを指元で調整しながら筆記できるようにするためにの、万年筆にとって「必要不可欠」な部分ですから、剛性の高いステンレスニブを採用するなら余計にハート穴は打ち抜いて頂きたいです。プレピー、プレジール、プラチナデスクペンなどのニブはハート穴の「模様だけ」が彫られていて、抜かれていません。多分コストカットを優先した結果、この重要な打ち抜き加工さえ省略されてしまったと考えられます。プラチナの廉価万年筆はこの点が最も残念なポイントかもしれません。フォンテ、ハイエース、カクノ、ライティブのハート穴はしっかり空いています。

3つ目はニブとペン芯とニブ穴(ホルダー)の噛合。それなりにしっかり作られた万年筆はガッチリ固定されていて、装着した状態でニブをつまんで回そうとしてもストッパーが働いて回せず、ニブを外すにも力とコツを要します。カクノやプレピーの大先は加工コストが安い丸筒状なので、ニブとペン芯を奥まで差し込んであったとしても、装着状態のままグリグリ回せるほどプアな設計。これはフォンテ万年筆の構造も同じです。回転してしまうばかりか保持力も弱いので、ニブの根本からインクがにじみ出すトラブルも多発しています。今のところ、この部分の噛合まで作り込まれた廉価万年筆はハイエースくらいです。

4つ目はペンポイント。プレピー、プレジール、カクノなどに実装されたペンポイントはステンレスボールです。しかしステンレスであっても鉄よりははるかに剛性が高いので、すぐ磨耗はしません。ただ、万年筆は育てるペンです。手に馴染むまで長く使いたい人も多いでしょうから、この部分だけは、たとえ売値が上がってしまうとしても妥協せず、割れづらく粘りのある硬質合金を是非もので使って頂きたいところでした。しかし先にもお話しした通り、実際にイリドスミンボールが溶着されたニブを持つ国産の廉価万年筆は、目下ハイエースなどのセーラー製品に限られています。しかし、それも近年の物価高騰を受け、製造継続が難しくなっているようで、ハイエースを含む大量の製品が今年、在庫限りへと変わりました。お手頃なのに、しっかり作られた万年筆が欲しい人は、まだ市場に在庫が残っている今がチャンスですね。

5つ目はクリップです。見映え的にも実用上も、これは必須。万年筆は横にするかペン先を上にして保管したほうが良いとされていますが、持ち運ぶ時は特にペン先を上にしておかないとペン先からインクがしみだしてキャップの中にインク汚れが付着します。カクノをバッグに入れて持ち運び、帰ってキャップを外してみると、キャップの中が酷いことになっていました。もしクリップが装備されていて、バッグ内側の仕切りにペンを固定し、ペン先を上にしながら運べていたなら、こんなトラブルには遭わずに済んだと思います。胸ポケットに入れて持ち運ぶにもクリップがあれば安定しますから、ボールペンなどに比べてインクが飛散しやすい万年筆には、クリップは必須です。カクノ以外の廉価万年筆にはだいたい装備されているので、どうしてかくの

続き

どうしてカクノにクリップを採用しなかったのか、そこまで利幅を増やしたかったのか、疑問に感じてなりません。

ざっくりですが、上に挙げた5つのポイントを、できるだけ多く押さえた廉価万年筆ほど良品ではないかと私は考えています。

ファウン娘さん
昼休みで時間が無いので簡単に。
全くおっしゃるとおりです。
ボールペンなどで筆圧が強い人が多いのでガチニブに満足している人も多いから気にならないかもしれませんが、私が万年筆を使うのは、筆圧かけなくても書けるからなのです。
ただし、カクノはキャップの構造からかすぐにペンが乾燥するので、仲間うちではカワクノと言われています。
個人的にはやはり安くてもセーラーはしっかりしているので安心できます。

万年筆はボールペンほど筆圧をかけずに筆記できてしまう便利な道具なのですが、軽めに紙に押し付け、力を加減し「インクフローを指先で調整」しながら筆記するのが本来の使い方です。
ほぼ全てのメーカーが、万年筆は「ボールペンより寝かせて持って筆記する」と指導していて、それは皆さんもご存じだと思うのですが、これにはちゃんと理由があります。

そごまで筆圧をかける必要はありませんが、ペンポイントを紙に押し付けると、大なり小なりニブがしなります。マイクロ単位かもしれませんが、わずかにニブが反るんです。筆圧をかけると、ニブと、その下にあるペン芯との間の空間が広がり、より多くのインクがフローし、太い線が引けるようになります。
反対に全く筆圧をかけないと、ペン芯を通る程度のインクしかフローしないので、細い線になります。
これが万年筆の最大の特徴で、これによって、日本語の「とめ」「はね」「はらい」を書き分けられるのです。これは英文でも活きます。
つまり寝かせて持たないとペンポイントに適切な筆圧を送り、ニブをしならせられないから、どのメーカーも万年筆は立てて書いてはならない、ボールペンよりも寝かせて書きなさいと指導しているわけです。

全く筆圧をかけずにサラサラ書いてしまうと、線幅に緩急がなく、まるでボールペンで書いてしまったかのような文字になってしまいます。どんなに手慣れた人が万年筆を使って文字を書いても、筆圧をかけずに書いてしまうと結果は歴然です。
ばらつきの少ない線幅で、筆圧をかけずに書くだけであれば、ゲルボールペンまたはローラーボールのほうが適しています。最近のローラーボールは恐ろしく進化していて、全く筆圧をかけずに、ただペンを紙の上に置いて滑らせるだけでヌルヌル書けますよ。

万年筆のニブの中央に空いている穴、ハートやハート穴などと呼ばれていますが、どうして「ハート」と呼ばれているのか、名の由来や、その役割についてご存じの方は少ないように感じます。
ニブは基本的に硬く、ちょっとやそっと筆圧をかけた程度では中々しなりません。先にお話したように、筆圧をかけてニブをしならせないと、線幅に緩急を付けられません。そこで万年筆はニブの中央に穴を空け、金属の剛性を弱め、しなりやすくなるように工夫されているわけです。
万年筆では適度に筆圧を調整し、ニブをしならせながら筆記しなければいけなくて、ハートはそのための穴なんです。言ってしまうとニブだけではなくて、ペン芯の構造も全て筆圧を調整しやすくするために工夫されています。

なんだ、そんなことかと思われるかもしれませんが、これは本当に重要で「万年筆の価値の大部分」が「筆圧調整」にあると言っても過言ではありません。ニブのしなりやすさを大きく左右する、ニブの中心に空けられた穴は、万年筆を構成する要素の中で、ひときわ重要な万年筆の心臓部です。だから「ハート」と呼ばれているんですよ。万年筆にとって筆圧は、この上なく重要ということです。
つまり全く筆圧をかけずに書く行為は万年筆の否定に繋がってしまいます。
指先で筆圧を加減し、インクフローを調整しながら線に緩急を付ける感覚に触れ、それを繰り返していると、そのうちに「これが本当の万年筆だったのか!私は何をやっていたんだ!」って急激に楽しくなる時がやってきます。
そこへ至るまでが大変ですが、その筆記方法をモノにできた時が、本当の万年筆の入口、出発点です。

ファウン娘さん
早々のコメントありがとうございます。
丁寧な解説ありがとうございます。
おっしゃる通り、抑揚がつけられるのが万年筆の楽しいところですね。
また、自分がたくさん万年筆を持っているのもその点にあります。
メーカーによって、制作年代によって、ペンの質感や厚さによって
全部ちがうのも楽しいです。
ただし、個人的には最近のガチニブよりやはり万年筆全盛期の古い
時代の軟らかいニブのほうが抑揚がつけやすく、書いていて疲れない
ので、手持ちの昭和時代のペンや、セーラーが中心となります。
ありがとうございました。

即レス嬉しいです、ありがとうございます。
偉そうなことをあれこれ書いていますが、私の言葉は99.9パーセント受け売りです。
万年筆や書道具や絵画用具にも恐ろしく精通されている先生がいて、時々勉強させてもらっています。
いろいろな人々から「文具狂」の二つ名で呼ばれているほどのかたですから、万年筆に明るい管理謝様なら、もしかしたらご存じかもしれませんね。

ファウン娘さん
いわゆる文具業界(書籍、オリジナル文具開発等で活躍されている方々)でメジャーな方はだいだい知り合いです(^^♪
最近はSNSが中心ですが、その前はよくお会いしておりました。
不要な文具なども格安で譲っていただいたこともあります。

>書籍、オリジナル文具開発

まさに。

>その前はよくお会いして
>不要な文具なども格安で譲っていただいたこと

本当ですか!それは凄い、
文具マニアの頂点とも評される方とお知り合いで、しかもお会いしたことまでおありとは。
文具狂の異名どおり、文具メーカーの開発陣でさえ裸足で逃げ出すほどの神様ですよ先生は。私もリアルでお会いした事は一度もありません、これは凄い。

>文具なども格安で譲っていただいた

ずいぶん前に文具をいろいろな方に配られて?寄付されている?ような話を耳にしたことはあります。売っているとは聞いていません。

ファウン娘さん

数名の文具関係のの方々からなので、文具狂ご本人ではないです。
文具王とかタコカベ氏とか、きだてさんとか高橋さん、趣味分のスタッフさん
PenInfoさんとかいわゆるその筋の方なので、(汗)
いろんな方からいただいたり、売ってもらったり。ですね。

ああ、では違いますね。

私が文具狂先生を本当に文具の狂人だと思ったエピソードの一つをお話ししたいと思います。
私の実家にあったペンを撮影した以下の写真。

https://tadaup.jp/4rnL3umB.jpg

私の身近にいる、文具に詳しい人々に上の写真をお見せして、この1枚の写真から分かる情報だけで、これがなんというシリーズ名、または製品名なのか、この色をなんと呼ぶのか、どんなペンなのかペン種も特定し、それを教えてほしいと質問しました。

その結果、マニアの皆さんが小一時間くらい調べてから戻って来られたのですが「プラチナ万年筆の製品ではないか」とした結論しか導けず、製品名も、ペンの種類も、誰一人特定できませんでした、誰一人です。
プラチナ製品であることくらいなら、写真から読み取れるんです。

しかし文具狂先生にも後日、全く同じ質問をさせて頂いたのですか、回答は驚くべきものでした。
この写真だけでペンの名前、軸な色名、ペン種、シリーズの型番まで、調べる時間さえ置かずに「即答」されたんですよ。

管理者様も試しに、これが何という名前や型番のペンなのか、ペン種がなんなのか、お詳しいご友人の方々ともご相談なさって構いませんから、特定してみて下さい。ただし、どなたもメーカーに問い合わせるのは反則です。

今はメーカーが営業時間外で問い合わせできないと思うので、制限時間は今日いっぱいってことで。

ファウン娘さん
あくまでも趣味の範疇なのでとゆーのと、プラチナ万年筆は以前
プラチナの常務にいた乗附 なほみさんくらいしかお付き合いが
ないのでわかりません。
プラチナの万年筆はシーフ(若いころ買った)と3776(超極細)、
本栖くらいしか持ってませんし。無理ですね。お手上げです。
すみません。

諦めるの早すぎますよ。

これは日本有数の文具マニアでも正解を答えられる可能性が限りなく低い超難度のクイズですから、かなり意地悪だったかもしれません、すみません。

ログをさかのぼって文具狂先生が即答したコメントを探し当てたので、正解としてコピペしておきます。


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これはプラチナ万年筆製のプレジールシリーズのノック式シングルボールペンに間違いありません。型番はBBN-3000。型番からも読み取れる様にメーカー希望小売価格3,000円(税抜)の品ですが、実売2,000円前後で、主にギフト用として販売されました。

プレジールと云うと、今では安価な万年筆を思い浮かべる方が多いですが、実は同じ名称でボールペンやシャープペンシルもリリースされておりました。その一種が写真のペンです。金属軸ですから、手にすると重量を感じるはずです。

写真のペンはマーブルモデルであり、ブルーマーブルのカラー名が設定されていました。深い色味で、一見マーブル模様であると分かりづらいかもしれませんが、間違いなくブルーマーブルのプレジールボールペンであると断言します。

続いて、なぜシングルボールペンと判断したかについて説明差し上げます。このモデルには元々ノック式で1本リフィルの製品しか存在しません。その時点でシングルボールペンか、シャープペンシルのどちらかに絞れます。
しかしながら本モデルのボールペンとシャープペンシルは、口金の形状や内径が全く同じであり、形状だけに注目しても2者を判別できません。

私がボールペンと断定した根拠はPLATINUMの文字と、その下にあるJAPANの文字の相対位置です。シャープペンシルの場合、JAPANの文字の右に(0.5)と芯径が括弧書きで追記されています。それを確認すれば判別できるのですが、写真のJAPANの文字はPの右から先が見切れており、その表記を確認できません。
そこでPLATINUMの文字と、その下にあるJAPANの文字の2行がセンター寄せされている点に注目しました。もしJAPANの右に(0.5)の表記があった場合、JAPANのJの字はPLATINUM表記のPかLの下あたりに位置するはずです。
ところが写真のペンはLとAの下あたりにJが位置している。これはつまり、JAPAN表記の右に芯径表記が存在しない事を意味し、本製品がシャープペンシルにあらず、ボールペンである事を示しています。

即ち本製品は、プラチナ万年筆製プレジールシリーズのノック式シングルボールペン、BBN-3000のブルーマーブルモデルで間違いありません。
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質問直後にこの回答を受け取って絶句しました。この恐ろしさが伝わりますでしょうか。
製品をご存じだったことも驚きでしたが、表示された文字の微妙な位置の違いだけでペン種まで判別するなんて常軌を逸しています。
これは後にプラチナにも写真を送って製品の正体を問い合わせました。しかし当初はプラチナ自身も全く分からず、カタログにも掲載されていない品なので調査に暫くお日にちをください、と返答を頂いたくらいでした。
何日か待ち、頂いた回答は文具狂先生の説明と全く同じで寒気がしましたよ。メーカーですらすぐには分からなかった品の詳細を、調べもせずに即答ですから。

そんな文具狂先生が熱烈に推している万年筆がセーラーのハイエースでした。詳しく教えてくださいましたが、何もかも納得せざるえなかったです。

調べてみたところ、先生はファンページの中でこんなふうに紹介されていました。

>ペンのみならず、画材、書道具、工作道具ほか、あらゆる事務用品を幅広く扱う無類の文具マニアとして知られ、万年筆コレクターや文具好きの範疇を大きく超えて「文具狂」の異名を持ち、今や自らも名乗っておられます。特定一社が製造する同じシリーズのペン製品に限定しても数百本を保有なさり、全体では色違いを別個に数えなくても数万種類のペン製品に触れていらっしゃるとされます。実際、その知識の広さと深さは、文具業界で数十年の経験を積んだベテランでも太刀打ちできないほどです。

出典
http://summary.nobody.jp

数万種類(色違いを別製品と数えない)のペン製品を扱われている、という時点でマニアのレベルを遥かに超えています。こんな先生なのに文具業界の人ではない不思議。LINEでしかお話できない上に基本的にオフラインなので、お話しするチャンスが限られています。かといってSNSに手を出すと面倒を抱えそう。
SNSを始めたら万年筆ネットワークも広がりそうではあるんですけどね。

ファウン娘さん
ボールペンとは思いませんでした。
しかも、文字の間隔が違うとか(@@;
SNS仲間でめっちゃ濃い文具コレクターの人がいますが
その人も、家中各社の水性ボールペンや色鉛筆であふれています。
でも、場所を全部記憶しているらしく、場所が変わると一発でわかる
と言ってました。
世の中には、まだまだすごい人がたくさんいます。
情報と解説ありがとうございました。

ありがとうございます。

>世の中には、まだまだすごい人がたくさん

凄すぎです!!
そう仰るということは、知人ではないかもしれませんが、少なくともそういう方々の存在を沢山ご存知なのですよね、それは本当に凄すぎます。
先生は文具ではないですがノーベル賞を目安にするなら4~5回は受賞されているくらいに世界の権威から評されているほどの方です。恐らく趣味になさっている文具を取り上げても、世界的なペンメーカーのCEOですら付き合いきれずに呆れるほどです。

これまでいろいろな人に出会ってきましたが、私はそれ以上の方と知り合ったことがありませんし、存在すら存じません。そんな方を沢山ご存知なんて、本当に凄すぎます!
沢山でなくて構わないので、参考までに、ノーベル賞を4~5回か、それ以上受賞するのに比肩するほどのすごい方を、お一人で良いので是非教えてください。どこのどなたでしょうか。

今確認したら先生からLINEにお返事が届いていて、管理者様をご存知のようでした。
いろいろ教えてくださいましたが、プライベートな内容が多すぎたのでここに書くのは控えます。

読み返したらちょっとコメント欄が長くなりすぎていました。プレピーとは無関係な話題を投げてしまってすみません。お詫びします。

ファウン娘さん
お返事ありがとうございます。
昼休みに加えiPhoneではたくさん書けませんので、帰ってからお返事しますね。
スレが長くなるのは別に気にしません。

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