伸び縮み万年筆 その2
インクの入れる部分の機構を見ると、μ701やエリートよりも前のものであると思われます。
首軸比較
上が、今回紹介している伸び縮み万年筆のもの。
下が、以前紹介したパイロットスーパーV100
いずれも古い物ですが、見ると機構がそっくりです。
パイロット萬年筆の場合、昔の製品はカートリッジを刺す時にカートリッジの先が外にむき出しになります。
一般的な万年筆では、機構が中に隠れてしまうのでこの辺が見えない構造になっています。
パイロット スーパーV100はインク残量が確認できるように透明になっています。
年代的には不明なのですが、機構的なものを考えると、大ヒットしたエリートが出る前で、試験的に作成したショートタイプ万年筆のプロトタイプ的なものであったかな~なんて考えたりします。
重量
全体 12.4g(カートリッジ除く)
本体 6.9g
キャップ 5.5g
重さ的にはほどよいバランスという感じでしょうか?
ペン先は14kですが、昔は筆記具と言えば万年筆と言われる時代だったので、とても柔らかでなめらかな書き味となっています。
この色の組み合わせ、どこかで見たような(笑)
以前紹介した、プラチナのPMB5000に似ています。
PMB5000との違いは、ペン先の柔らかさですね。
プラチナPMB5000は、同じ14kですが、ペン芯をくるむようなペンの形状が書き味を堅くしているように思います。
パイロット伸び縮み万年筆の方は、非常に柔らかくできていて、書いていて気持ちいいです。
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パイロットはペン先で年代特定できますよぉ~
http://blogs.yahoo.co.jp/ttokondo/46132503.html
この差込部分のむき出しっぷりが昔の製品のかほりがしますな。
投稿: どーむ | 2007年3月31日 (土) 00時44分
どーむさん
なるほど、と言われて見てみましたが、たぶん首軸の中にはいってしまって見えませんね。残念
投稿: ZEAK | 2007年3月31日 (土) 07時42分