カトウセイサクショカンパニー バラフ グリーン No.850
カトウセイサクショカンパニーのN850 バラフ グリーンです。
生粋のメイド・イン・大阪でおます。
カトウセイサクショカンパニーの社長、加藤さんが、もう万年筆の製造をやめるという情報が入り、いつも行く文具店にあったものを購入(保護)しました。
加藤さんは、奥さんと二人で万年筆を現在まで作り続けている職人さんです。
昔は、ビスコンティの下請けまでするという、外国でも名の知られた職人さんです。
万年筆全盛の頃はエジプトにも工場を持っていたとか。
写真ではとてもこのセルロイドの美しさを表現できません。
残念:まー腕もありますが(汗)
素材は、イタリア、マツケリー社のセルロイドを使用しています。
残念ながら、14Kのペン先の万年筆は入手できませんでした。
加藤さん曰く、多くの人に万年筆を使ってもらいたいと言うことで、値段をリーズナブルに設定してくれてあるとのこと。
ペン先はM。
会社の名前の由来が振るっています(ラピタ2003年)
加藤製作所という名前で運営していたそうですが、外国からのエアメールを郵便配達人が、こんな小さい工場にはエアメールは来ないだろうと勝手に判断し、近くの同名の大きい会社に届けてしまった事があるそうです。
それ以来、名前を変えて、現在のカトウセイサクショカンパニーにしたとのことです。
大阪人ですね~(笑)
軸が太いのでコンバーター・カートリッジ両用式となっています。
セルロイドって、樟脳(ショウノウ:昔洋服ダンスに入れていた防虫剤)からできているので、ペンを開けたときに、ほのかに樟脳の懐かしい匂いがします。
なんか、レトロ~って感じ。
重さ:24g(半分インクが入っている状態)
胴軸径:13.2mm
モンブランのゲオルグ・ショルティより若干太いですが、軽いので自然な感じで書くことができます。
もう製造はしないと言うことですが、店頭在庫などがあると思いますので、この機会に見かけたらぜひ購入ください。
カトウセイサクショカンパニーの万年筆は、太さ、ペン先などから各種ありますので、自分に合った万年筆を探されると良いでしょう。
参考までに、ペンハウスさんです。
一本持っていて損はない万年筆です。
« FABER-CASTELL手動鉛筆削り | トップページ | 小さいキーボードが好き »
「万年筆」カテゴリの記事
- カヴェコとゆかいな仲間たち(2018.03.27)
- 低価格でも書きやすいカヴェコ パケオ(2018.03.26)
- キャップレス(バニシングポイント)の正しいインク吸入の仕方について(2017.10.20)
- カランダッシュ849万年筆蛍光オレンジその2(2017.10.03)
- カランダッシュ849万年筆蛍光オレンジ(^Д^)(2017.10.02)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: カトウセイサクショカンパニー バラフ グリーン No.850:
» カトウセイサクショ ホワイトコーラル [どーむの出張日記 &○欲日記]
ギミックや造形に惹かれて万年筆を含めたモノを購入する傾向にあるどーむが珍しく「色」で万年筆を買ってしまいました。
ネットで見て綺麗だなぁ〜と思っていたカトウセイサクショの白珊瑚(ホワイトコーラル)を東急ハンズ@名古屋にて発見!実家から強奪してきたJCB商品券が手元に9,000円分。。。
・
・
・
・
・
・
・
気が付いたら連れて帰って来てました(*´艸`)
お約束の箱↓
[[attached(1)]]
こん..... [続きを読む]
シリーズ名は…ほとんど値段なんですね。解りやすくて納得です。閑話休題
とてもよいお話をありがとうございます。職人技の話には弱くて、関心の無い万年筆ですが欲しくなりました。
明日にでも、近所の文具店を歩いてみます。
投稿: D_U_hiro | 2006年8月 2日 (水) 23時08分
D_U_hiroさん
いつもコメントありがとうございます。
大手メーカーの機械による大量生産は規格品なのでそれはそれで良いのですが、素材を一本一本手作りで削りだして調整するという姿に惹かれました。
クラフツマンシップというより、まさに職人魂です。
ペン先がスチールというのが若干気になりますが、めちゃくちゃ高価というわけではなく、多少がんばれば気軽に買えるというのが良いです。
うちが良く利用する店も、前には大量に仕入れて、すぐに出てしまうと言うことでしたが、最近ではなかなか入ってこないとも言っていました。
送料は無料なので、見つからない場合はネットでも良いかも。
と言いつつ、かなりな店では品切れですね。
都会でしたら、東急ハンズなどでも扱っているようなことをどこかで読みました。参考までに。
投稿: ZEAK | 2006年8月 3日 (木) 07時39分
やはり、身近にはどこにも見つかりませんでした。
で、ZEAKさんのアドバイスに従って、ペンハウスさんへ注文しました。
もお、売り切れ続出で、残された選択は限られていましたが、バラクブラックの共用タイプと、バラクブルーのボールペンが確保できました。
カトウセイサクショカンパニーは本当に人気がありますね^^;
投稿: D_U_hiro | 2006年8月 5日 (土) 08時59分
D_U_hiroさん
カトウセイサクショカンパニーの商品は、一本一本手作りということで、大量生産ができないこと。でもそれがかえってクラフトマンシップというか職人技みたいな感じで、ファンが多いようですね。しかも、値段が手頃なところが受けたのでは?
手作り万年筆は、全国各地にありますが、いずれも5万以上するものですので、良いものであることはわかりますが、気軽に買えるという点では厳しいでしょうね。
投稿: ZEAK | 2006年8月 6日 (日) 10時32分