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不思議な万年筆 BLESS

先週末、実家に行って昔親父が使っていた万年筆一式もらってきました(笑)
どれも大昔のものです。
モンブランを何本かもらってきたことは以前書きましたが、それ以外にもチープですが、何本かあったものです。
順を追って報告しますが、今回は異色の万年筆が発掘されたので報告します。
昔の万年筆なので、腐食が進んでいました。キャップやその周りの金属については、金属磨きで磨き込んだら昔の色が戻ってきました。

Cimg1082_1
ペンホルダー部分にBLESSと書いてあります。またキャップの軸部分には金でできていて14kの刻印が見られます。
ネットで調べてみましたが、ヒットしませんでした。
Cimg1085_1
ペン本体の軸部分(画面右手)には、筆記体でBLESSと書かれていて、中央に六芒星(ユダヤのマーク、坂本龍馬の家紋?)が書かれていて、☆の中にMと書かれています。
もしかしたら丸善のMかも。
その下には、MAID IN TOKYOと書かれています。普通はMAID IN JAPANが一般的なので、かなり昔の万年筆ではと思います。

Cimg1086_1
インクの吸引は、カートリッジでもコンバーターでもなく、ペンのおしり部分を回して注射器のように吸い上げるタイプとなっています。
このような吸引方式をオノト式(プランジャー吸入方式)と言うらしいです。

腐食がかなり進んでいたので、ペン先を抜いて清掃。
ペン自体も腐食していて、ペン先の刻印が見えないほどでしたが、根気よく磨いて見たら次のようになっていました。
Cimg1084
ペンは次のように刻印されています。
IRIDIUMPEN(イリジウムペン)、BLESS、中央の○はJISマークのようです。その下には3232。
ペンが刺さっている部分には3と書いてありました。これはペン先の太さではないかなと想像します。

吸入式のペンですが、年代物なのでインクを吸い上げるときにぶちまけてしまうと危険なので、ペンを開けてスポイトでインクを入れてみました。
(その後、プランジャー吸入方式でインクを吸入してみましたが、無事機能は生きているようです)
最初は出にくかったですが、行ったん出始めるとかなりなめらかに書くことができます。極細です。
ペンタッチは、プロフィットほどのなめらかさはないものの、モンブラン(極細)に通じる書き味です。
クラッシック万年筆もいいかなと思う今日この頃でした。

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万年筆」カテゴリの記事

コメント

エントリに上げていただき、ありがとうございます。^^/
この万年筆、ずいぶん古い物なのですね。
初めて見ました。

クラシック万年筆もいいですねぇ~。
(当然買えませんが。。^^;)

手入れによって、ずっと使えるのも万年筆の魅力の一つですね。
私も、手元にあるものは、ずっと可愛がっていこうと思います。

それにしても、実家から大量に万年筆をもらって来られたZEAKさんが羨ますぃ~~!!(笑)

にゃんもさん
自分も初めて知った会社です。
ペン先が細いですが、柔らかいので、細い字、中くらいの字なんてのも書けたりします。
気を遣いそうな万年筆なので、この後洗浄して保管しました。

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