
懐かしいカラーカタログです。それにしても、このブログに影響を受けて昔のマシンを引っ張り出して遊ぶ人増えていますね~。(笑)
温故知新、いいことです。手帳とかだと、そのときの状況や雰囲気も思い出すのですが、昔のマシンを引っ張り出したり、ブログでみたりするとその時代を思い出すことができるものですね。
このマシンには思い出がたくさんあります。
しかも、当時入力した内容が未だに出てきます。FHPPCに連載していた小説や、書きかけの小説なんかもたくさん出てきます。懐かしいですね。

この当時、取り扱い社名は、横河・ヒューレット・パッカード株式会社です。その後社名を変え日本ヒューレット・パッカード株式会社となりました。
1991年にHP95LXが発売され、当時デジタルガジェットファンの間で、ロータス123が動く手のひらサイズパソコンがあると話題になりました。自分はモノマガジンのコラムで読んで欲しい~と思いましたが、外人のパソコンということで躊躇していた記憶があります。
その後、HP100LXが発売され、ニフティの様々なフォーラムで日本語化やフォント作成プロジェクトが開かれ、ユーザーの間で大きなムーブメントが起こりました。(詳細は、言わずもがなで、HP200LX、200LXでぐぐってもらえれば、たくさんヒットします。)
自分が200LXに落ちたのはずいぶん後の方です。オカヤシステムウェアさんが、敷居の高かった日本語化を自由に設定できる日本語化キットを発売してくれてからです。
当時はHP100LX/200LXバイブルが出ていましたが、わかりにくかったために躊躇していました。その後1996年
秋にHP200LXバイエル(初心者向けの教則本という視点で書かれたもの)に出会って、猛烈に欲しくなりました。
ですから、HP200LXデビューは1996年~1997年にかけてということになります。


第2弾のカタログ。この当時すでにユーザーが育てたというロゴがある。また、FHPPCではなく、FYHPPCというのが懐かしい。(文献の紹介は5冊)
この頃は地元のパソコンショップでも周辺機器を含めて展示されていましたが、どうせ飼うなら倍速メモリ増強マシンをということで、東京出張にあわせて、まず新宿教会と言われる紀伊国屋アドホック店に行き、周辺機器を、次いで秋葉原のPSプラザワカマツ(若松通商の地下)に行き改造本体と清水の舞台から飛び降りた気持ちで40MBのフラッシュカード日本語キット入り(現PCカード)をげと(なんやかんやで198,000円(大汗)
そのほか、モバイル専科でELライト+ケース(ばき)、T-ZONEモバイル館でVzエディターをHP200LXで使う本を購入。(笑)
重たい思いをして鞄に隠し、(汗)帰りの新幹線で取説を読みながらいじりまくるという、大変思い出深い一日で、本来の出張の内容はすっかり覚えていません。


表紙が明るくなり、フォーラム名がFHPPCに変更され、書籍の紹介も7冊に増加。
80186相当(7.9Mhz)の非力なパソコンが、なんと5年以上もモデルチェンジをせずに製造していたのも記録ですし、製造中止のアナウンスに対し、ユーザーが米HP社に対し、製造を続けてコールを出したり。
何もかも懐かしいマシンです。
とゆーか、今でも現役で活躍しているし、スケジューラーやアドレス、TODO、メモ帳などPDA機能はこれを超えられているマシンは存在しないと自分は思います。
どこがよいかというと、デフォルトで月間スケジュールの予定が見える。アドレス帳はデータベースを元にしているため、カスタマイズが可能。単三電池で20時間近く持つ。
倍速、爆速に改造すると持ち時間は若干減るし、一日中つけっぱなしにしているとニッケル水素電池で13時間程度。
おまけに、HP社なので、電卓の機能がてんこ盛り。関数以外にもRPN電卓とかいろいろ付いていて重宝しました。
何よりすごいのは、落としてもほとんど壊れない。自分も何回かコンクリートやタイルに落としたけど、問題なく動いていた。(注:落とし方が悪いと壊れます)
車が踏んでも壊れなかったとか伝説になっているものもあります。(笑)
何回か落としたので、裏蓋のねじの支柱が2本割れてしまいまして、改造しているのにもかかわらず、HP社さんにお願いしたところ、保証なしで無償で裏蓋交換をしてもらったり、製造工程のロットにより液晶画面のヒンジ部にクラックが入る事態が起こって、2台無償で交換していただく、また、ネジ(トルクス)とゴムや、電池交換用の蓋が折れたりしたときにも無償で送ってくれました。
製造中止後も何回か修理に対応してくれて、その都度無償交換や予備のネジやゴム足を送ってくれたり、日本HP社さんの対応の良さには頭が下がります。
電池蓋に至っては製造中止後にお願いしたら、今は在庫が切れていますが、製造していますので届き次第お送りしますとの回答。で、1か月後に送られてきました。恐るべしHP社。
あまりの便利さに、買ってから3か月もしないうちに、予備マシンを購入したというすばらしいマシンです。
ちなみに、この予備マシンを持って東京のオフに行ったら、その場で爆速に改造されてしまいました。
今では爆速改造を主に使うようにしています。
製造中止のアナウンスが出て、予備の予備マシンをゲットして都合3台確保しています。
PALMやW-ZERO3などがメインとなってからは、予備役となりましたが、自分としては一番長く使用したマシンです。
最近のコメント